小説レビュー|ジャンル別

『シーソーモンスター』伊坂幸太郎|螺旋プロジェクト これから読まれる方へ

伊坂幸太郎『シーソーモンスター』を読みました。螺旋プロジェクトに属する2作品『シーソーモンスター』と『スピンモンスター』が収められています。 『シーソーモンスター』はひと昔前のドラマ「渡る世間は鬼ばかり」を彷彿とさせる嫁と姑の摩擦の話題から...
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『もののふの国』天野純希|螺旋プロジェクト 日本史のような。。

螺旋プロジェクトシリーズの一冊、天野純希著『もののふの国』を読了しました。日本史のあやふやな記憶を蘇らせてくれました。また、この記事作成時に放映されている大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の時代と重なっている部分があります。時々小説の情景を大河ド...
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『ウナノハテノガタ』大森兄弟|螺旋プロジェクト 引き込まれます

螺旋プロジェクトシリーズの一冊、『ウナノハテノガタ』を読みました。最初はカタカナが何のことかさっぱりわかりません。ところがいったんカタカナの意味を把握できると、話の筋がどんどんつながっていきます。 ある島に山の民と海辺の民が暮らしています。...
小説レビュー|おすすめ

『クジラアタマの王様』伊坂幸太郎|夢が現実を切り拓きます

題名に惹かれて『クジラアタマの王様』を読みました。著者は伊坂幸太郎氏、2020年に今は亡き三浦春馬氏主演の「アイネクライネナハトムジーク」の原作者であることを後から知りました。 『クジラアタマの王様』は「現実社会」と「創造世界」の間を読者に...
小説レビュー|おすすめ

『デス・レター』山田正紀|最後の盛り上がりに注目です

山田正紀の最新作『デス・レター』を紹介します。“急いだ、急いだ、おまえの大切な人(ラヴ)が死んじまうぞ。“ 冒険SF小説と思って読み始めると、推理小説? 空想小説? 大切な人が死ぬという手紙を受け取った人達を死神がインタビューする短編が綴ら...
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『平成くん、さようなら』古市憲寿 |軽いけど重い小説です

『平成くん、さようなら』を読みました。平成元年1月8日生まれの主人公「平成くん」が恋人「愛ちゃん」とすごす日常を描いた恋愛小説です。日本は安楽死が認められている国という設定で平成くんは安楽死することを宣言しています。 若い二人は超セレブな暮...
冒険小説

『復活するはわれにあり』 山田正紀 | これぞ冒険小説です

勇ましい題名に惹かれて、冒険小説『復活するはわれにあり』を読了しました。作品について前もって調べることなく読み始めて、一気に読み終えてしまいました。銃撃戦や火災シーンは情景がはっきり頭に浮かんで、これぞ冒険小説と納得していました。同時に、文...
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斬首刀(ざんしゅとう)宮ノ川顕|あらすじ 現代ホラー長編小説です

ホラー小説作家宮ノ川顕の『斬首刀』を読みました。正直な感想として、人間が自然や霊界の超常現象に負けまいと挑戦している現代風歴史小説を読み終えた感覚です。背筋が寒くなるような感覚を期待されるホラー小説が好きな読者さんにはちょっと物足らなさを感...
ホラー小説

化身 宮ノ川顕|あらすじ ホラー小説の真骨頂の一冊です

ホラー小説作家宮ノ川顕の『化身』を読了しました。『化身』『雷魚』『幸せという名のインコ』の3作が収められています。『化身』という題名は福山雅治の有名な歌曲で、映画やテレビドラマにもなった渡辺淳一の同名恋愛小説でもあります。私は聞いたことのあ...
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泥濘(ぬかるみ) 黒川博行|あらすじ&感想 疫病神シリーズ第7作

『泥濘(ぬかるみ)』はヤクザ桑原保夫とヤクザ慣れしている建設コンサルタント二宮孝之の疫病神コンビが、老人ホーム経営に絡む暴力団と警察OBの癒着をネタにシノギを得る(カネ儲けする)ハードボイルド社会小説です。シノギのためならどんな危ない橋でも...