2022-07

小説レビュー|ジャンル別

斬首刀(ざんしゅとう)宮ノ川顕|あらすじ 現代ホラー長編小説です

 ホラー小説作家宮ノ川顕の『斬首刀』を読みました。正直な感想として、人間が自然や霊界の超常現象に負けまいと挑戦している現代風歴史小説を読み終えた感覚です。背筋が寒くなるような感覚を期待されるホラー小説が好きな読者さんにはちょっと物足らなさを...
ホラー小説

化身 宮ノ川顕|あらすじ ホラー小説の真骨頂の一冊です

ホラー小説作家宮ノ川顕の『化身』を読了しました。『化身』『雷魚』『幸せという名のインコ』の3作が収められています。『化身』という題名は福山雅治の有名な歌曲で、映画やテレビドラマにもなった渡辺淳一の同名恋愛小説でもあります。私は聞いたことのあ...
小説レビュー|ジャンル別

泥濘(ぬかるみ) 黒川博行|あらすじ&感想 疫病神シリーズ第7作

『泥濘(ぬかるみ)』はヤクザ桑原保夫とヤクザ慣れしている建設コンサルタント二宮孝之の疫病神コンビが、老人ホーム経営に絡む暴力団と警察OBの癒着をネタにシノギを得る(カネ儲けする)ハードボイルド社会小説です。シノギのためならどんな危ない橋でも...
小説レビュー|おすすめ

時代屋の女房 村松友視|あらすじ 小説も映画もおすすめです

図書館の現代文学の棚に『時代屋の女房』が並んでいました。  何気なくよんでいると同名映画の夏目雅子の映像が強烈に浮かんできたのでちゃんと読むことにしました。 読んだあと映画のビデオも観てしまいました。夏目雅子の美貌にみとれながら、今はだい...