感想

小説レビュー|ジャンル別

喧嘩(すてごろ)黒川博行|あらすじ&感想 疫病神シリーズ第6作 

「喧嘩(すてごろ)」著者:黒川博行を一気に読み終えました。「ステゴロ(素手の喧嘩)でおまえに勝つやつはおらへん」と悪徳刑事中川が公言する豪快なヤクザ桑原保彦とヤクザ慣れした建設コンサルタント二宮啓之の二人がゆく先々で大暴れしながら、地方選挙...
小説レビュー|おすすめ

テスカトリポカ 佐藤究|あらすじ&感想 

「四人は言われたとおり父親の胴体を押さえつけ、リベルタが黒曜石のナイフをその胸につきつけた。切り裂き、穴を空け、骨を切り、うごきの止まった心臓をえぐり出した。」 私は小説を劇場上演を見るように読んでいます。『テスカトリポカ』は世界各地の雰...
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排出権商人 黒木亮:あらすじ&感想 ー 環境ビジネス最前線

経済小説『排出権商人』を読み終えました。  『排出権商人』は地球温暖化を商材にして利益獲得に奔走するグローバル企業とその活動を取りまく国や団体との間に起こる軋轢を乗り越えていく、ほぼ実社会で起こっていることが題材です。この小説に男女の秘め事...